下記研究会は中止となりましたのでお知らせ致します。
あらためての開催機会を検討しておりますが、まだ予定は立っておりません。
2025年1月15日(水) 兼定愛先生(東京大学大学院人文社会系研究科 特任研究員、日本学術振興会特別研究員・PD)
チャプレン研究会18:イスラーム心理学の勃興と動向
チャプレンとは、人間の苦しみや痛みを、傾聴して解きほぐす人。もともとは病院や学校や軍隊などの施設に所属する(キリスト教の)牧師を意味していましたが、現在ではキリスト教の枠を超え、仏教やイスラーム、その他の諸宗教のチャプレンがいます。 チャプレン研究会は、チャプレンの思想、実践、方法論を、歴史的、実践的に研究することを目指す集まりです。2021年に、諸宗教(あるいは無宗教)のチャプレンをお呼びし、お話を聞くことからスタートしました。 上智大学の葛西賢太がまとめ役をしております。
下記研究会は中止となりましたのでお知らせ致します。
あらためての開催機会を検討しておりますが、まだ予定は立っておりません。
2025年1月15日(水) 兼定愛先生(東京大学大学院人文社会系研究科 特任研究員、日本学術振興会特別研究員・PD)
チャプレン研究会18:イスラーム心理学の勃興と動向
正しくは以下です。
第18回チャプレン研究会 松山洋平先生 「非イスラーム圏のムスリムとイスラーム法解釈」 2024年10月25日(金)18:00-20:00
https://forms.gle/syEgveSfixNggNd77
チャプレン研究会シンポジウム 傾聴者養成の国際比較 2024年12月11日(水) 10-13時
https://forms.gle/yVFXGa1y8XBH3drf8
「チャプレン」は、もともとキリスト教の牧師であり、学校や軍隊や病院など、特定の施設や公共空間で、人々が人生上の諸課題に直面するのを支える専門職(宗教者)として訓練を受けた人を指します。現在ではチャプレンはキリスト教の枠を超えて、仏教やイスラームなどの諸宗教のチャプレン、無神論(atheism)や不可知論(agnosticism)、無宗教(no-religion/none)、ヒューマニズム(humanism: 日本語では人間尊重というニュアンスが強調されるが、英語では特定宗教によらぬ立場)の立場をとるチャプレンもおります。そして、災害時や平常時の地域支援に関わるコミュニティチャプレン、全地球規模の気候変動の影響を受けて苦しむ人々を支援するエコチャプレンなども生まれています。
チャプレンについて考える本研究会では、欧米や日本の諸宗教における事例を採り上げてきました。
今回は、イスラームを基盤とするムスリムチャプレンだけでなく、ムスリムを支援するチャプレンのための基礎的な知という観点から、東京大学の松山洋平先生に、 「非イスラーム圏のムスリムとイスラーム法解釈」 というお題でご講義をいただきます。
現在、東京大学大学院人文社会系研究科の准教授(イスラム学研究室)である松山洋平先生は、『イスラーム神学』『イスラーム思想を読みとく』などの専門書に加えて、本年、『ニッポンのムスリムが自爆する時--日本・イスラーム・宗教』(作品社)という本を上梓されました。このタイトルに驚く方もおられるでしょうが、実は本書は、日本において(イスラームを含めた)キリスト教などの宗教が受容あるいは排除されていく歴史を問い、日本社会とイスラームとの関わりのあり方を考え、鏡に映すように日本社会を描くものなのです。複数の評論の寄稿がベースになっており、もちろん、松山先生のこれまでの学究の成果が随所に反映されています。(改めて念押しをしたいと思いますが、自爆行為の勧めではなく、日本において諸宗教が危機に瀕していることの問題提起ゆえのこのようなタイトル、と、読むことができると思います)価値観や宗教をめぐる話は、人と人とを近づけることもありますが、しばしば遠ざけ、また頻繁に対立を生んでいます。同時に、生きることの中軸と関わる大切な話でもあります。松山先生のご講義は主としてイスラームを採り上げながらも、私たちが、他者の「人生において大切にしているもの」を軽んじることなく同大切に扱うかというチャプレンの務めのヒントをいただけるものと思います。
キリスト教、仏教、イスラームなどの特定の宗教に属する宗教専門職としてのチャプレンは、相手の宗教や信条を問わずに奉仕しなければなりません。無神論や不可知論、ヒューマニズムを奉じるチャプレンもおります。価値観や宗教をめぐる話が避けられない時にはどう扱うか、ご参加の方にも考えていただく機会になるでしょう。
ご関心のある方、どうぞご参加下さい。
研究会の概要
第18回チャプレン研究会
講師:松山洋平先生(東京大学)
司会:葛西賢太(上智大学)
テーマ: 「非イスラーム圏のムスリムとイスラーム法解釈」
日時: 2024年10月25日(金)18:00-20:00
会場:対面開催 or Zoomミーティングによるオンライン開催(要事前申し込み)
※研究会は日本語で行われます。
※対面開催とオンライン開催を併用した、「ハイブリッド開催」で行われます。
申し込み方法:10月23日(水)24時までに以下にお申し込み下さい。
https://forms.gle/8wPti52eqQ2ppqgH6
研究会は科研費基盤研究(C)「終末期患者に対するイスラーム的ケアの研究:イランにおける死の医療化をめぐって」(JSPS20K12326)、「臨床牧会教育の新しい傾聴者像の検討:臨床「宗教」教育指導要領作成のために」(JSPS23K00073)の一環として行われます。
・メールアドレスの単純な間違いがしばしばあります。よくご確認のうえ、入力をお願いします。
・携帯キャリアのアドレスなどは、下記gmailからのご案内が受信できないことがあります。gmailからの受信ができるように設定をお願いいたします。
・以下に記入された内容を確認後に、10月24日(木)中に、接続情報を送付します。
・前日までに接続情報が未着の場合は、chaplaincy.studies@gmail.comにメールでお知らせ下さい。
「ゴミ箱」や「迷惑メールフォルダ」などに紛れ込んでいることがしばしばあります。ご確認ください。
・接続情報は、申込手続をしていない方にお伝えしないで下さい。
・この会は学術的な目的で行われております。研究内容をじっくり聞き、客観的に吟味し、討議する、学術的環境の保持に協力頂けない場合は、ご退出頂くことがございます。
チャプレン研究会(https://chaplaincy-studies.blogspot.com/)
「チャプレン」は、もともとキリスト教の牧師であり、学校や軍隊や病院など、特定の施設や公共空間で、人々が人生上の諸課題に直面するのを支える専門職(宗教者)として訓練を受けた人を指します。現在ではチャプレンはキリスト教の枠を超えて、仏教やイスラームなどの諸宗教のチャプレン、無神論(atheism)や不可知論(agnosticism)、無宗教(no-religion/none)、ヒューマニズム(humanism: 日本語では人間尊重というニュアンスが強調されるが、英語では特定宗教によらぬ立場)の立場をとるチャプレンもおります。そして、災害時や平常時の地域支援に関わるコミュニティチャプレン、全地球規模の気候変動の影響を受けて苦しむ人々を支援するエコチャプレンなども生まれています。
チャプレンについて考える本研究会では、欧米や日本の諸宗教の事例を採り上げてきました。きたる12月には、ハーバード大学の主任チャプレンであり、仏教チャプレンのモデル構築を目指した著作Kalyanamitraを書かれたモニカ・サンフォード先生をお招きし、チャプレンとしての自己形成Spiritual Formationについて考える研究会を行います。
チャプレン研究会シンポジウム
登壇者:モニカ・サンフォード先生(ハーバード大学)、伊藤高章先生(上智大学)
司会と運営:葛西賢太(上智大学)、栗原幸江(上智大学)
テーマ:傾聴者養成の国際比較
日時: 2024年12月11日(水) 10-13時
会場:上智大学四谷キャンパス (お申し込みいただいた方に会場・来場方法をお伝えします)
※研究会は英語と日本語で行われます。
申し込み方法:11月30日(土)24時までに以下にお申し込み下さい。
https://forms.gle/yVFXGa1y8XBH3drf8
研究会は科研費基盤研究(C)「臨床牧会教育の新しい傾聴者像の検討:臨床「宗教」教育指導要領作成のために」(JSPS23K00073)の一環として行われます。
・メールアドレスの単純な間違いがしばしばあります。よくご確認のうえ、入力をお願いします。
メールアドレスの間違いには、他に連絡手段もないので、対処することができません。
・携帯キャリア(docomo、au、ソフトバンク)のメールアドレスなどは、下記gmailからのご案内が受信できないことがあります。gmailからの受信ができるように設定をお願いいたします。インターネット上の事情による未着などについては、対処することができません。
・記入された内容を確認後に、12月1日(日)中に、来場方法を送付します。
・申し込まれたに関わらず、12月2日(月)に接続情報が未着の場合は、chaplaincy.studies@gmail.comにメールでお知らせ下さい。
「ゴミ箱」や「迷惑メールフォルダ」などに紛れ込んでいることがしばしばあります。ご確認ください。
・この会は学術的な目的で行われております。研究内容をじっくり聞き、客観的に吟味し、討議する、学術的環境の保持に協力頂けない場合は、ご退出頂くことがございます。
チャプレン研究会(https://chaplaincy-studies.blogspot.com/)
チャプレンについて考える本研究会では、欧米や日本の諸宗教の事例を採り上げてきました。
チャプレン研究会を運営しながら何度か出る話題として、現在、チャプレンは宗教をどのように扱っているか……チャプレン自身の宗教と、チャプレンが支援する相手の宗教をどう扱っているか、ということがあります。キリスト教、仏教、イスラームなどの特定の宗教に属する宗教専門職としてのチャプレンは、相手の宗教や信条を問わずに奉仕しなければなりません。無神論や不可知論、ヒューマニズムを奉じるチャプレンもおります。
今回、ネイセン・ミション先生に、米国でのチャプレンと宗教というテーマについて大きな見取り図を講義いただくお願いをいたしました。ご関心のある方、どうぞご参加下さい。
研究会の概要
第17回チャプレン研究会
講師:ネイセン・ミション先生(龍谷大学)
司会:葛西賢太(上智大学)
テーマ:「米国におけるチャプレンと宗教」
日時: 2024年8月21日 18:00-20:00
会場:zoomミーティングによるオンライン開催(要事前申し込み)
※研究会は日本語で行われます。
申し込み方法:8月18日(日)24時までに以下にお申し込み下さい。
https://forms.gle/QTtHvSZNVTjUqd827
研究会は科研費基盤研究(C)「臨床牧会教育の新しい傾聴者像の検討:臨床「宗教」教育指導要領作成のために」(JSPS23K00073)の一環として行われます。
・メールアドレスの単純な間違いがしばしばあります。よくご確認のうえ、入力をお願いします。
・携帯キャリアのアドレスなどは、下記gmailからのご案内が受信できないことがあります。gmailからの受信ができるように設定をお願いいたします。
・以下に記入された内容を確認後に、8月19日(月)中に、接続情報を送付します。
・前日までに接続情報が未着の場合は、chaplaincy.studies@gmail.comにメールでお知らせ下さい。
「ゴミ箱」や「迷惑メールフォルダ」などに紛れ込んでいることがしばしばあります。ご確認ください。
・接続情報は、申込手続をしていない方にお伝えしないで下さい。
・この会は学術的な目的で行われております。研究内容をじっくり聞き、客観的に吟味し、討議する、学術的環境の保持に協力頂けない場合は、ご退出頂くことがございます。
●第16回
●第15回
『悲しまないで(La Tahzan)』という書籍を巡るイスラーム圏の諸現象
日時:2024年7月3日(水) 1800-2000
会場:オンライン開催(事前申し込みが必要)
報告者:兼定愛(けんじょうめぐみ、東京大学)
コメント:細谷幸子(国際医療福祉大学)
司会:葛西賢太(上智大学)
チャプレンとは、人々が人生上の諸課題に直面するのを支える専門職(宗教者)で、軍隊や刑務所や病院などで傾聴や精神的支援を行う人のことをいいます。チャプレンといえばかつてはキリスト教の牧師か司祭でありましたが、現在は諸宗教・無宗教のチャプレンが活躍しています。
チャプレンについて考える本研究会では、欧米や日本の諸宗教の事例とあわせ、イスラーム世界での事例も採り上げてきました。今回は、東京大学大学院人文社会系研究科特任研究員の兼定愛(けんじょうめぐみ)先生により、イスラーム世界でのロングセラー・ベストセラーとなり多くの言語に訳されている『悲しまないで(La Tahzan)』という本について、そして、この本の執筆の背景のみならず、反響・読者層などの諸現象について、詳細にお話しいただきます。イスラーム世界での「悲しみ」とそれに対する応答のしかたを詳細に吟味し、あわせ、日本での「スピリチュアルケア」を再考もする好機と期待されます。イスラーム世界とお仕事でかかわられる方々にとっては実践上のメリットもあるでしょう。どうぞご参加ください。
なお、『悲しまないで(La Tahzan)』はアラビア語の本ですが、英訳はAmazonなどで入手できます。また、日本語訳は、兼定先生が鋭意翻訳中とのことです!
研究会は、科研費基盤研究(C)「終末期患者に対するイスラーム的ケアの研究:イランにおける死の医療化をめぐって」(JSPS20K12326)、および「臨床牧会教育の新しい傾聴者像の検討:臨床「宗教」教育指導要領作成のために」(JSPS23K00073)の一環として行われます。
https://forms.gle/Xju52Eg9inmZZkwS7
5月28日(火)に、ティモシー・ベネディクト先生のSpiritual Endsの合評会を終えました。ベネディクト先生、コメントの中井珠恵先生、ありがとうございました。また、この会は、申し込まれた方の九割が参加されていて、無料のオンラインの会議としては、参加者の期待が大きかったことが推察されます。
本研究会は、諸宗教・諸文化におけるチャプレンのありかた、制度、養成方法論について比較検討することを主目的としていますが、本研究会の始まりから、イスラームにおけるチャプレンのありかたを重要事例として扱ってきました。そのため、研究会の約半分は、イスラームにおけるムスリムチャプレンについての講義としてきました。
2024年7月3日(水) 兼定愛先生(東京大学大学院人文社会系研究科 特任研究員、日本学術振興会特別研究員・PD)
チャプレン研究会15:『悲しまないで(La Tahzan)』という書籍を巡るイスラーム圏の諸現象
2024年7月10日(水) アダム・ライオンズ先生(モントリオール大学助教授)
2024年12月中旬 モニカ・サンフォード先生(ハーバード大学諸宗教チャプレン)
下記研究会は中止となりました。
2025年1月15日(水) 兼定愛先生(東京大学大学院人文社会系研究科 特任研究員、日本学術振興会特別研究員・PD)
チャプレン研究会18:イスラーム心理学の勃興と動向
第14回チャプレン研究会 著者を囲んでの合評会
Timothy O. Benedict著 Spiritual Ends: Religion and the Heart of Dying in Japan (University of California Press, 2023)
日時:2024年5月28日(火) 19-21時
会場:オンライン開催(事前申し込みが必要)
※研究会は日本語で行われます。
報告者: Timothy O. Benedict (関西学院大学)
コメント:中井珠惠(愛染橋病院チャプレン、上智大学・京都文教大学非常勤講師)
司会:葛西賢太(上智大学)
チャプレンとは、人々が人生上の諸課題に直面するのを支える専門職(宗教者)で、軍隊や刑務所や病院などで傾聴や精神的支援を行う人のことをいいます。チャプレンといえばかつてはキリスト教の牧師か司祭でありましたが、現在は諸宗教・無宗教のチャプレンが活躍しています。
チャプレンについて考える本研究会では、欧米や日本の諸宗教の事例を採り上げてきました。今回は、関西学院大学のティモシー・ベネディクト先生による、日本のホスピスチャプレンについての研究の、合評会をいたします。ベネディクト先生が本書の概略をお話しされたのちに、上智大学グリーフケア研究所・京都文教大学大学院でも教鞭を執られている、愛染橋病院のチャプレンである中井珠惠先生より書評コメントをいただき、参加者も交えたディスカッションをいたします。ベネディクト先生もチャプレンの経験がおありです。
カウンセラーやチャプレンの活動を説明するために、私たちはしばしば「心のケア」という表現を用います。ティモシー先生はこの「心」がスピリチュアルケアのキーワードと考え、病棟での参与観察をしながら、日本の病院におけるスピリチュアルケアとはどのようなものか、宗教と医療とスピリチュアリティの接点を解き明かしていきます。日本におけるスピリチュアルケアのあり方を、広い視野から見なおす好機と期待されます。どうぞご参加ください。
なお、ベネディクト先生の本書は、冊子版と同内容のKindle版が無償提供されています。
https://amzn.asia/d/b2Vfvnw
研究会は科研費基盤研究(C)「臨床牧会教育の新しい傾聴者像の検討:臨床「宗教」教育指導要領作成のために」(JSPS23K00073)の一環として行われます。
下記のフォームにて、5月24日(金)24時までにお申し込みください。
https://forms.gle/PYYasXcVsGh79MGL7
・メールアドレスの単純な間違いがしばしばあります。よくご確認のうえ、入力をお願いします。
・携帯キャリアのアドレスなどは、下記gmailからのご案内が受信できないことがあります。gmailからの受信ができるように設定をお願いいたします。
・以下に記入された内容を確認後に、5月25日(土)中に、接続情報を送付します。
・前日に接続情報が未着の場合は、chaplaincy.studies@gmail.comにメールでお知らせ下さい。
「ゴミ箱」や「迷惑メールフォルダ」などに紛れ込んでいることがしばしばあります。ご確認ください。
・接続情報は、申込手続をしていない方にお伝えしないで下さい。
・この会は学術的な目的で行われております。研究内容をじっくり聞き、客観的に吟味し、討議する、学術的環境の保持に協力頂けない場合は、ご退出頂くことがございます。
チャプレン研究会(https://chaplaincy-studies.blogspot.com/)
第13回チャプレン研究会
オランダのムスリムチャプレン――先行事例から学ぶ--
日時:2024年2月21日(水) 15-18時【開始時間にご注意下さい】
会場:上智大学 (東京都千代田区紀尾井町7-1)
および オンライン開催(オンラインは事前申し込みが必要)
報告者:葛西賢太(上智大学)・中西よる(千葉大学)
葛西賢太:オランダのムスリムチャプレン ――先行事例から学ぶ――
中西よる:西欧のムスリムチャプレン ――文献から見えてくること――
コメント:義澤幸恵(神奈川工科大学)
司会:細谷幸子(国際医療福祉大学)
チャプレンとは、人々が人生上の諸課題に直面するのを支える専門職(宗教者)で、軍隊や刑務所や病院などで傾聴や精神的支援を行います。チャプレンといえばかつてはキリスト教の牧師か神父でありましたが、イスラームも含めた諸宗教・無宗教のチャプレンが誕生しています。イスラームのチャプレンはムスリムチャプレンと呼ばれますが、法学者ウラマーやモスクで礼拝を先導するイマームなどの役割を支えつつ、スキマ的な傾聴や支援も行います。
チャプレンについて考える本研究会では、欧米や日本の事例を考える上で、比較検討の対象として、また先行事例として、ムスリムチャプレンについても調査を進め、また専門家をお招きして参りました。
今回は、2023年9月に葛西と中西が行ったオランダでの現地調査・欧米での文献調査について報告し、また、オランダのムスリム移民研究の専門家である義澤幸恵先生をお迎えしてコメントをいただきます。
オランダはプロテスタントキリスト教の影響の強い国家としての歴史がありますが、トルコとモロッコからの多くの移民労働者が定住しています。ムスリムチャプレンはそのムスリムのために、そして他宗教者や無宗教者のために、病院や刑務所や軍隊などで奉仕します。チャプレン制度としては、ムスリムチャプレンの「先進国」とも言える米国[MOU1] などより優れていると思われる面もあります。オランダ独自の制度を他国と比較しつつ、善意だけでなく歴史的制度を踏まえたチャプレンの活動を掘り下げる機会としたいと思います。
なお、本研究会は対面(上智大学)とオンラインを併用するハイブリッド形式で行い、終了後に会食交流会を行います。交流会のみのご参加でもけっこうです。研究会は科研費基盤研究「イスラーム・ジェンダー学と現代的課題に関する応用的・実践的研究」および同「終末期患者に対するイスラーム的ケアの研究:イランにおける死の医療化をめぐって」の一環としても行われます。事前の申し込みをお願いいたします。
2024年2月15日(木)24時までに下記のフォームに記入し、お申し込み下さい。
https://forms.gle/iBNjdapbgqsF196V9
・メールアドレスの単純な間違いがしばしばあります。ご確認お願いします。
・携帯キャリアのアドレスなどは、下記gmailからのご案内が受信できないことがあります。gmailからの受診ができるように設定をお願いいたします。
・以下に記入された内容を確認後に、翌日2024年2月16日(金)中に、接続情報を送付します。
・前日に接続情報が未着の場合は、chaplaincy.studies@gmail.comにメールでお知らせ下さい。
「ゴミ箱」や「迷惑メールフォルダ」などに紛れ込んでいることがしばしばあります。ご確認ください。
・接続情報は、申込手続をしていない方にお伝えしないで下さい。
・この会は学術的な目的で行われております。研究内容をじっくり聞き、客観的に吟味し、討議する、学術的環境の保持に協力頂けない場合は、ご退出頂くことがございます。
チャプレン研究会(https://chaplaincy-studies.blogspot.com/)
下記研究会は中止となりましたのでお知らせ致します。 あらためての開催機会を検討しておりますが、まだ予定は立っておりません。 2025年1月15日(水) 兼定愛先生(東京大学大学院人文社会系研究科 特任研究員、日本学術振興会特別研究員・PD) チャプレン研究会18:イスラーム心理...