●第15回
『悲しまないで(La Tahzan)』という書籍を巡るイスラーム圏の諸現象
日時:2024年7月3日(水) 1800-2000
会場:オンライン開催(事前申し込みが必要)
報告者:兼定愛(けんじょうめぐみ、東京大学)
コメント:細谷幸子(国際医療福祉大学)
司会:葛西賢太(上智大学)
チャプレンとは、人々が人生上の諸課題に直面するのを支える専門職(宗教者)で、軍隊や刑務所や病院などで傾聴や精神的支援を行う人のことをいいます。チャプレンといえばかつてはキリスト教の牧師か司祭でありましたが、現在は諸宗教・無宗教のチャプレンが活躍しています。
チャプレンについて考える本研究会では、欧米や日本の諸宗教の事例とあわせ、イスラーム世界での事例も採り上げてきました。今回は、東京大学大学院人文社会系研究科特任研究員の兼定愛(けんじょうめぐみ)先生により、イスラーム世界でのロングセラー・ベストセラーとなり多くの言語に訳されている『悲しまないで(La Tahzan)』という本について、そして、この本の執筆の背景のみならず、反響・読者層などの諸現象について、詳細にお話しいただきます。イスラーム世界での「悲しみ」とそれに対する応答のしかたを詳細に吟味し、あわせ、日本での「スピリチュアルケア」を再考もする好機と期待されます。イスラーム世界とお仕事でかかわられる方々にとっては実践上のメリットもあるでしょう。どうぞご参加ください。
なお、『悲しまないで(La Tahzan)』はアラビア語の本ですが、英訳はAmazonなどで入手できます。また、日本語訳は、兼定先生が鋭意翻訳中とのことです!
研究会は、科研費基盤研究(C)「終末期患者に対するイスラーム的ケアの研究:イランにおける死の医療化をめぐって」(JSPS20K12326)、および「臨床牧会教育の新しい傾聴者像の検討:臨床「宗教」教育指導要領作成のために」(JSPS23K00073)の一環として行われます。
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