チャプレンとは、人間の苦しみや痛みを、傾聴して解きほぐす人。もともとは病院や学校や軍隊などの施設に所属する(キリスト教の)牧師を意味していましたが、現在ではキリスト教の枠を超え、仏教やイスラーム、その他の諸宗教のチャプレンがいます。 チャプレン研究会は、チャプレンの思想、実践、方法論を、歴史的、実践的に研究することを目指す集まりです。2021年に、諸宗教(あるいは無宗教)のチャプレンをお呼びし、お話を聞くことからスタートしました。 上智大学の葛西賢太がまとめ役をしております。
2022年4月12日火曜日
第五回チャプレン研究会 2022年4月28日 岡田圭氏「臨床的な知識と意識 -出会う人を理解してゆくための対話芸術」
2022年4月2日土曜日
「刑務所の社会的機能と塀の中の宗教」アダム・ライオンズ先生 チャプレン研究会第4回
第四回チャプレン研究会
講題:刑務所の社会的機能と塀の中の宗教--教誨師の活動をめぐって
講師:アダム・ライオンズ先生(モントリオール大学) ※講演は日本語で行われます
https://etudes-religieuses.umontreal.ca/repertoire-departement/professeurs/professeur/in/in33098/sg/Adam%20Lyons/
日時:2022年4月21日 19時10分-20時50分
場所:zoomによるオンライン開催 (演習科目とのハイブリッド開催)
司会:葛西賢太(上智大学大学院実践宗教学研究科)
申込締切:2022年4月19日(火)24時
講師について
アダム・J・ライオンズ先生は、ハーバード大学大学院で学ばれ、近代日本の刑務所で教誨師が経験するさまざまな葛藤に焦点を当てた研究で博士号を取得されました。博士論文は、欧米のチャプレンによる「スピリチュアルケア」と、日本の教誨師による「教誨」との違いを歴史的資料とフィールドワークによって明らかにしたもので、Karma and Punishment: Prison Chaplaincy in Japan (Harvard University Asia Center, 2021)として刊行されました。今回はこの博士論文にもとづいた講義を、日本語でしてくださいます。
なお、今回の研究会は、上智大学大学院実践宗教学研究科における「臨床スピリチュアルケア演習」の一環として、オンラインで開催されます。
お申し込みは以下のオンラインフォームからどうぞ。
https://forms.gle/SR5xK6mtQmSFrVpe6
申し込まれた方に、前日4月20日(水)に接続情報をお送りします。
お問い合わせ先:chaplaincy.studies@gmail.com (チャプレン研究会)
https://chaplaincy-studies.blogspot.com/
なお、第五回研究会が4月28日に行われますが、詳細は近日中にお知らせ致します。
第20回チャプレン研究会 諸富祥彦先生 ロジャーズの「深く内側から聴く傾聴」とスピリチュアルケア 2025年6月6日(金)19時
お申し込みを締め切りました。 「チャプレン」は、もともとキリスト教の牧師であり、学校や軍隊や病院など、特定の施設や公共空間で、人々が人生上の諸課題に直面するのを支える専門職(宗教者)として訓練を受けた人を指します。現在ではチャプレンはキリスト教の枠を超えて、仏教やイスラーム...
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●第15回 『悲しまないで(La Tahzan)』という書籍を巡るイスラーム圏の諸現象 日時:2024年7月3日(水) 1800-2000 会場:オンライン開催(事前申し込みが必要) 報告者:兼定愛(けんじょうめぐみ、東京大学) コメント:細谷幸子(国際医療福祉大学) 司会:...
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5月28日(火)に、ティモシー・ベネディクト先生のSpiritual Endsの合評会を終えました。ベネディクト先生、コメントの中井珠恵先生、ありがとうございました。また、この会は、申し込まれた方の九割が参加されていて、無料のオンラインの会議としては、参加者の期待が大きかったこ...