2024年5月29日水曜日

2024年内のチャプレン研究会の予定

 5月28日(火)に、ティモシー・ベネディクト先生のSpiritual Endsの合評会を終えました。ベネディクト先生、コメントの中井珠恵先生、ありがとうございました。また、この会は、申し込まれた方の九割が参加されていて、無料のオンラインの会議としては、参加者の期待が大きかったことが推察されます。

本研究会は、諸宗教・諸文化におけるチャプレンのありかた、制度、養成方法論について比較検討することを主目的としていますが、本研究会の始まりから、イスラームにおけるチャプレンのありかたを重要事例として扱ってきました。そのため、研究会の約半分は、イスラームにおけるムスリムチャプレンについての講義としてきました。


さて、本年は、以下のような研究会を予定しています。タイトルは変更されることがあります。

2024年7月3日(水) 兼定愛先生(東京大学大学院人文社会系研究科 特任研究員、日本学術振興会特別研究員・PD)
チャプレン研究会15:『悲しまないで(La Tahzan)』という書籍を巡るイスラーム圏の諸現象


2024年7月10日(水) アダム・ライオンズ先生(モントリオール大学助教授)


2024年12月中旬 モニカ・サンフォード先生(ハーバード大学諸宗教チャプレン)


下記研究会は中止となりました。

2025年1月15日(水) 兼定愛先生(東京大学大学院人文社会系研究科 特任研究員、日本学術振興会特別研究員・PD)
チャプレン研究会18:イスラーム心理学の勃興と動向




第20回チャプレン研究会 諸富祥彦先生 ロジャーズの「深く内側から聴く傾聴」とスピリチュアルケア 2025年6月6日(金)19時

お申し込みを締め切りました。    「チャプレン」は、もともとキリスト教の牧師であり、学校や軍隊や病院など、特定の施設や公共空間で、人々が人生上の諸課題に直面するのを支える専門職(宗教者)として訓練を受けた人を指します。現在ではチャプレンはキリスト教の枠を超えて、仏教やイスラーム...