第8回-第10回チャプレン研究会(5月に3回のセミナー) 「英国におけるムスリムチャプレンと家族の幸福」(講師:ラフマナラ・チャウドリ先生、英マークフィールド高等教育研究所)2023/5/12、5/15、5/26

 チャプレン研究会の8-10回目は、英国レスターのマークフィールド高等教育研究所から女性のチャプレンであり研究者であるラフマナラ・チャウドリ先生をお招きする、連続講演「英国ムスリムチャプレンと家族の幸福」(Muslim Chaplaincy and Family Wellbeing)を企画いたしました。
 現代イスラームにおける家族の幸福観を確認しつつ、DVなどの家族の問題に、ムスリムチャプレンがどのように向き合うかという課題をお話しいただく予定です。
 ラフマナラ博士は、イスラーム法、イスラーム心理学がご専門です。また、ムスリム・チャプレン養成コースの講師をされています。葛西のみる限り、欧米のカウンセリングやトラウマについての理論の体系の中に(マインドフルネスの導入のように)イスラームの儀礼の活用や、イスラーム神学への誤解の修正を採り入れていると思われます。

 マークフィールド高等教育研究所は、英国レスターにある、イスラーム(学)を学ぶための拠点で、ムスリムチャプレンになるためのトレーニングも受けることができる教育機関です。
Markfield Institute of Higher Education: https://www.mihe.ac.uk/

3回の講演は英語で行われますが、逐次通訳がつきます。
講師、日程と講演タイトルは、以下です。
参加費は無料です。

講師:ラフマナラ・チャウドリ博士、マークフィールド高等教育研究所 イスラームと牧会ケア学士課程および修士課程主任
(Dr. Rahmanara Chowdhury, Course Leader for BA and MA Islam and Pastoral Care, Markfield Institute of Higher Education)
https://www.mihe.ac.uk/staff/rahmanara-chowdhury

以下のような論文と著作があります。著作はDV被害者向けの実践的なものです。
Chowdhury, R., & Winder, B. (2022). A Web Model of Domestic Violence and Abuse in Muslim Communities—A Multi Perspective IPA Approach. Social Sciences11(8), 354. https://www.mdpi.com/2076-0760/11/8/354 
Road to Recovery: Healing from Domestic Violence, Taha Publishers, 2021.
Qawwamoon: Protectors and Maintainers, Taha Publishers, 2016.


講演タイトル: 「英国におけるムスリムチャプレンと家族の幸福」(Muslim Chaplaincy and Family Wellbeing)
1)5月12日(金)18時半~20時半
 イスラームにおけるウェルビーイング観
 (Islamic framework of Well-being)
2)5月15日(月)18時半~20時半
 トラウマインフォームドケア※とムスリムチャプレン
 (Trauma Informed Care and Muslim Chaplaincy)
   ※被害者が自覚しにくい被害を理解し対処するための心理教育を伴うケア
3)5月26日(金) 18時半~20時半
 英国とムスリムコミュニティにおけるドメスティックバイオレンス
 (Domestic Violence within the UK and Muslim Communities)


2023年5月8日(月)24時までに下記のフォームに記入し、お申し込み下さい。
 
  • 前々日の5月10日(水)中に、接続情報を研究会のメールアドレス chaplaincy.studies@gmail.comからお知らせします。
  • 本研究会は、 科研費基盤研究(A):イスラーム・ジェンダー学と現代的課題に関する応用的・実践的研究(https://islam-gender.jp/)の一貫として行われます。
  • メールアドレスの単純な記入間違いがしばしばあります。ご確認お願いします。
  • 携帯キャリアのアドレスなどは、gmailからのご案内が受信できないことがあります。ご注意下さい。
  • 前日に接続情報が未着の場合は、chaplaincy.studies@gmail.comにメールでお知らせ下さい。
    「ゴミ箱」や「迷惑メールフォルダ」などに紛れ込んでいることがしばしばあります。ご確認ください。
  • 接続情報は、申込手続をしていない方にお伝えしないで下さい。
  • この会は学術的な目的で行われております。研究内容をじっくり聞き、客観的に吟味し、討議する、学術的環境の保持に協力頂けない場合は、ご退出頂くことがございます。

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